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Channel: 朝日チャレンジC裏情報満載
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練習の時の馬の様子

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調教時計は、馬の鍛錬において各種のコースを走った時に計時される時計のことを言います。いわば練習時に測定したタイムということになり、この時計が良ければ実際の競馬でも好タイムが出そうなものですが、案外とそう単純な話でもありません。

実際に調教の様子を予想に組み入れている人に確認しても、時計そのものよりも、その練習の様子がどうであったかに重点をおいて確認している人が多いようです。実際、追い切りと呼ばれる、通常レースが行われる週の水曜日か木曜日の朝に行われる調教についても、この時のタイムが良すぎたりすると、本番前にピークを迎えてしまっていて本番では調子落ちの危険があると言われています。

それよりも、実際にその調教でどのような様子で走っていたのかが大切とされています。それを確認するためには競馬新聞やスポーツ紙などに掲載されている調教欄を確認することになります。そこには「馬なり」であったり「一杯」などという短評が付けられています。

「馬なり」とはその馬自身のペースで無理なく走っていたことを示しています。馬なりであるにも関わらず好タイムが記録されているとすれば、状態が良いと判断したりします。「一杯」とは調教時に騎乗した人がめいっぱいに馬を追った調教をしたことを示しています。先ほどと逆に一杯に追ったにも関わらずタイムが良くないケースでは、体調が悪いなどが考慮されます。

ただ馬は調教であることを認識して手を抜いたり、また本番と調教の区別が付かずに常に目いっぱいの能力を出そうとする馬がいたりして、その個性は様々です。従って横並びで確認するよりも、普段のその馬の調教の状態がどのようなものかを把握して、縦の時系列で確認することが大切と言われています。

なかなか単体での調教について良い悪いを判断するのは難しいため、プロが記載した調教欄に記載されているコメントなどを参考にするのが良いと思われます。


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